オペラ『おぐりとてるて』─説経節「小栗判官照手姫」より─

破天荒な登場人物が、美男おぐりと美女てるてをとりまく。
ユーモアと残酷が行き交う奇想天外オペラ!

2018年10月21日(日)14:00開演(13:30開場)
会場:メディキット県民文化センター 演劇ホール(宮崎県立芸術劇場)
チケット料金:全席指定席・当日ひとり500円増し(U25除く)
一般 3,500円 U25 2,000円*鑑賞時25歳以下 ペア割 6,000円*一般2枚
※未就学児童入場不可。ちいさなお子様は託児サービスをご利用ください。

お申込み

■託児サービス
対象:生後3ヶ月~小学校低学年まで
料金:お子様おひとりにつき1,000円(税込)
公演の3日前まで受付、定員になりしだい締め切ります。なお、キャンセルをされる場合も公演日の3日前までにご連絡ください。
お問合せ:マミーズファミリー TEL 0120-194-041(月~金9:30~18:00。土日祝休み)

スタッフ

台本・演出 立山ひろみ
作曲 萩京子
美術 加藤ちか
衣裳 太田雅公
照明 齋藤茂男
振付 向雲太郎
小道具製作 福田アキヲ
舞台監督 森下紀彦
音楽監督 萩京子


出演

大石哲史
富山直人
花島春枝
髙野うるお
鈴木裕加
彦坂仁美
山本伸子
島田大翼
北野雄一郎
沢井栄次
サクソフォン 林田和之
打楽器 高良久美子
ピアノ 榊原紀保子


ものがたり

大蛇の化身に恋をして都を追われた小栗は、数奇な運命の糸にあやつられ、常陸の国で、照手と出会い結ばれる。しかし、それを知った照手の父に殺され、地獄へ落ちる。照手も父の手によって殺されかけるが先々で出会う人に助けられ、女郎宿へと流れ着く。
小栗の旅は、京都、常陸、相模、黄泉の国へ。そして、閻魔大王のはからいで、しゃべることも、見ることも、聞くこともできない餓鬼阿弥とされ、ふたたびこの世へと復活させられ、人々と照手の手により熊野へと引かれていく。
小栗と照手の恋のゆくえは、いかに?

作曲家より

中世の世、出口のない苦しみを味わう人々が心待ちにした説経節。説経節は村の辻々で語られ、人々は物語を聞き、涙を流し、日々の苦しみから一時解き放たれたことでしょう。
戦や貧困に人々が苦しめられた中世の世と現代は驚くほど似ています。現代に生きる私たちも閉塞感に苛まれています。しかしこんな時代だからこそ、生身の身体から発せられる声=歌で成り立つオペラに触れていただくことには大きな意味があるのです。
説経節とオペラの出会いから生まれたオペラ『おぐりとてるて』。「いま」を生きるすべての人々にお届けしたいオペラです。
(萩京子)